サンテリ -ライフスタイルサプリメント思考-

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サインコサインタンジェントはいらない

少し前にどこかの鹿児島県知事が「女性にサインコサインタンジェントはいらない。」と言う発言で炎上していました。
おそらく、この話を聞いた人の中には、確かにいらないし、使っていないと同感した人もいると思います。

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高校、大学と多くの科目を勉強してきて、将来すべて使うのかと言えば、使わないと思います。恐らくこの知事も、サインコサインよりも大事なことがあるだろうと思っての発言なんだと思いますが、それは間違いでしたね。

社会人になってわかることかもしれませんが、それまで勉強してきたことは大いに役に立ちます。学生のころはこんなん勉強したって、つかわないし。て、思うかもしれません。
しかし、それまでやってきたことは決して無駄じゃないと思います。 

このサインコサインタンジェントにしても、建築でも使いますし、電気でも機械でも使います。 電気の世界にいたことがありますが、受変電設備などの研究者というものは、まさに天才といわれる方々で、本当に頭がいいです。電気技術者の常識なんてものではなく、科学者のレベルなので、天才が変人扱いされるのは常識を超えてるからだと思います。頭がいいのは本当にうらやましい。

発明家のエジソンが 「天才とは1%のひらめきと、99%の努力である。」という言葉を残しました。その努力の結果が現在の日本の技術なんだろうと思います。

小学や中学、高校などで勉強したことは、ほんの少しであったとしても、今、 役に立っていると思います。私は学生のころは電気を専攻してましたが、海外に行き言葉に関してもっと勉強しておけばよかったと思いました。
そして、帰国後、電気設備機器の機械設計の職種につき、まさにsinθ、cosθ、tanθでした。 その後は半導体製造装置に少しだけかかわり、次は電気設備試験技師になり三角関数がわからないと話にならない仕事につきました。

学生のころに勉強していることを、将来使うか使わないかなんてその時にわかるはずがありません。
必要なものだから必須となっているわけです。ただ、使う頻度が職種、生活によっては少ないか多いかだけ。でも周りを見渡してみると、そういった基礎によって物はできているのです。

小さいころにワクワクしながらやった図工や家庭科の授業は、人が生活していくうえで必ず使うものです。
人間は食事をしなきゃしけない、そのやりかたの基礎を学んだのは家庭科等の生活に関する勉強です。工作でもそうです。

日本は世界でも上位に位置する頭脳をもった民でした。しかし、政府の政策からレベルが落ちていき、落ちるとどうなるか。日本の技術も伴って落ちていくのです。 優秀な人材は日本人というものは薄れてきました。海外から日本の技術にあこがれてくる外国の方々も少し残念がると言います。

ある国の学生は午前中か、午後しか学校がなく、空いている時間はあそぶか、お金があれば自分で習い事をします。お金がない人の学力はその分勉強しないので、それなりですが、お金があって他の学校を受けている子や、もしくは親が教えた子は、がんばったぶんだけの職種についてそれなりの生活を送っています。


将来つかわないから 勉強なんてしなくてもいいと言っていたあの頃の自分に、一言言いたい。
「今やっていることは、決して無駄ではない。努力を怠るなと。」